”創造”とは”想像”から始まる: ひとはまず”欲求”ものを”想像”し、 次に”想像”するものを”意図”し、 ついに”意図”するものを”創造”する Imagination is the beginning of creation: you imagine what you desire, you will what you imagine, and at least you create what you will. ーGeorge Bernard Shawー
ニューヨークの現代美術館MoMA(The Museum of Modern Art)のキュレーター Paola AntonelliがTed Talkで紹介していたSuited for SubversionはデザイナーRalph BorlandがMoMAでの”SAFE - Design takes on Risk”というテーマでの展示作品のひとつす。Suited for Subversionは巨大な心臓の形をした護身用スーツ(ジャケット)で、内蔵スピーカーが着る者の心臓の音を増幅して流します。これは視覚と聴覚をとおして、警官隊にデモしている人々が生身の生きた人間であることを思いださせるアンチ暴力のメッセージと物理的な防御とを融合させた風刺と洒落の効いた創造的なデザインです。(スマートで洗練されたデザインではありませんが、創造的 & remarkable [=人に話したくなる、話す価値がある]だと思います)
Theo Jansenはオランダの芸術家であり、Strandbeest (Sand Beast, 砂丘動物)と呼ぶプラスティックチューブの骨格でできた風を受けて”自立的に砂浜を歩く”キネティック・アートを16年以上造り続けています。有機体である昆虫のようにもまた無機質なロボットのようにも見えるStrandbeestは、非常に強烈な印象を見る物に与えます。そして、JansenがBMWのCMで語った芸術と工学の融合を示唆する次のセリフが印象的です。
アートとエンジニアリングを隔てているのは人の心の中にある壁だけだ (The walls between art and engineering exist only in our minds)
TEDのスポンサーはBMWなので、彼のトークを心待ちにしていたのですが、昨日のついに待望のトークがアップロードされたので、早速紹介します。このトークでTheo Jansenは、Strandbeestが形態・機能とも進化を遂げて、より自立性を高めてきた16年の過程を貴重な映像とともに語っています。彼のメッセージ ”The walls between art and engineering exist only in our minds” が少しわかる10分間です。