ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
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朝日新聞の記事「日本のリード、否定が半数 科学技術20年後 本社調べ」(asahi.com 2007年04月30日)

20年後、日本の科学技術が世界をリードしているとは思わない――。ものづくり、IT(情報技術)から宇宙開発まで、中国、韓国、インドなど途上国が急伸するなか、半数の人が、将来の日本の科学技術の水準に厳しい見方をしていることなどが、朝日新聞社が3月31日から翌日にかけて行った全国世論調査(電話)で明らかになった。科学技術の発展に、期待より不安を感じる人が、女性では半数にのぼった.......



米国メディアでは「Science & Technology(科学&技術)」であり 「Scientific technology(科学技術)」とはまず言わない。

両者は似ているようで本質的に異なる。「Scientific technology(科学技術)」はあくまでも「技術」だが、「Science & Technology(科学&技術)」はScience(=知識・叡智)&Technology(=知の結晶としての技術)である。

日本の多くの報道は「技術」を強調しすぎるので、これは「技術屋としての理系」の問題にすり替えられてしまう。これは叡智の問題であり理系も文系も関係ない。

危機感を持ち自分の国の将来を批判的にみることは重要かもしれないが、自分の国が叡智で他者に劣ると考えるのは強烈な劣等感であり、カンフル剤としての効果を超えて、人を無気力にしてしまうのではないか。

油断はできないが、日本でのブログスフェアのエネルギーを見る限り、私は日本が20年後叡智で世界をリードしていないとは思わない。知は力であり、価値を生み出す。「ものつくり」はあとからついてくる。
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Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:三重大学医学部・分子病態学講座教授 10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務後, ボストンへ研究留学し、ハーバード大学医学部・准教授としてラボ運営に奮闘する. 2011年に帰国、大阪府立成人病センター麻酔科・副部長をつとめ、臨床麻酔のできる基礎医学研究者を自称する. 専門は免疫学・細胞接着. また研究者のキャリアやスキルに関する著書に「プロフェッショナル根性・研究者の仕事術」「ハーバードでも通用した研究者の英語術」(羊土社)がある. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

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