ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
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新しいアイデアを継続的に提案していく力は、研究者としてサーバイブしていくために不可欠な能力である。しかし、いつかはアイデアが枯渇してグラントが書けなくなるのではいう漠然とした恐怖感があるので、新しいアイデアを継続的に提案していくスキル(but not 能力・才能)を身につける方法を模索している。そのなかで以前のエントリーでも書いたが、佐藤可士和氏の「答えは対象のなかにすでにある」という方法論に注目している。佐藤氏はSMAPのCDの広告やNTTドコモのシンプルな携帯電話のデザインを手がけた新進気鋭のアートディレクターである。Asahi.com フロントランナー(3/31)で佐藤氏をとりあげた記事は非常に興味深い。

Asahi.com フロントランナーのインタビューで「そんなにアウトプットを続けて、アイデアが枯れたり疲れたりしませんか。」との質問に答えて:

その不安は全くありませんね。僕の仕事は、相手から答えを引き出すことだから。....僕もそうでしたが、人間って、自分のやりたいこと、本当に思っていることほどなかなか分からないじゃないですか。企業もそうです。だから僕は、たくさん質問をして「本当はあなた、こうしたいんじゃないの?」ということをズバッとつかんで、鮮やかに解決したいんです。僕はむしろ、いろんな人と仕事をすればするほど、どんどん自分の中に知恵が入ってくる。そして、それが別の仕事で役に立つんです。



佐藤氏の最近の仕事である国立新美術館のロゴのデザインは「答えは対象のなかにすでにある」という方法論を端的に表している。素晴らしい!

今年1月、東京・六本木に開館した国立新美術館は、コレクションを持たない。そのため「性格がはっきりしない美術館」との批判を受けることも。だが、それは「絶えず展示が入れ替わり、常に新しい美術館」である、とも言えるはずだ。

 シンボルマークのロゴを、美術館の略称の「NACT」ではなく、あえて「新」の一字で表現したのは、それ故だ。



国立新美術館ロゴ


関連エントリー:
ニューロサイエンスからみた創造性とは:実験医学2007年3月号
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Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:三重大学医学部・分子病態学講座教授 10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務後, ボストンへ研究留学し、ハーバード大学医学部・准教授としてラボ運営に奮闘する. 2011年に帰国、大阪府立成人病センター麻酔科・副部長をつとめ、臨床麻酔のできる基礎医学研究者を自称する. 専門は免疫学・細胞接着. また研究者のキャリアやスキルに関する著書に「プロフェッショナル根性・研究者の仕事術」「ハーバードでも通用した研究者の英語術」(羊土社)がある. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

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