ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
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(ハーバード大学医学部留学・独立日記は夢X挑戦ブログに参加しています。)

「あなたは何のために研究(仕事)をしているのか」私は実はこの質問が一番怖い。この質問は「あなたの研究は社会にとって何の役に立つのか」とは少しちがう。前者は研究者のアイデンティティーや’マニフェスト’を問い、後者はプロジェクトの意義を問う。プロジェクトの意義は自分で作文はできるが、最終的には社会が決めるものである。しかし’マニフェスト’は最後まで自分で決めるものであり、自由であるぶん「目の前に白紙を広げられた」恐怖感がある。「臨床医は目の前の患者しか救えないが、研究は何万人の患者を救うことができる可能性がある。」というフレーズを借りていたこともあるが、深いところでしっくりこない。また研究者のアイデンティティーを臨床医を否定するところに置くというレトリックも好きになれない。

先日、研究者のキャリアについて文章を書かなければならない機会があったので、思い切ってこの質問にもう一度取り組んで見ようと思った。そして、’マニフェスト’としてtangibleな形にすることにより、切磋琢磨するための出発点にしてみたい。また、研究者としてのキャリアの不透明さに不安感を抱いている若い人が、これをテンプレートとして使い、少しでも視点をクリアにすることに役立つかもしれない。

研究者のマニフェスト(2007年4月version)

研究者のアカデミックキャリア・ゴールとはIndependent ThinkerとしてUniqueなリサーチプロジェクトを提案・遂行し、人類の健康の増進(NIHよりfundingを得ている場合)and/or 科学の進歩(NSFよりfundingを得ている場合)に貢献し続けるという目標に向けたSustainabilityのプロセスである。このプロセスは険しいが、多くの研究者にとって追求する価値のある素晴らしい道である。






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Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:三重大学医学部・分子病態学講座教授 10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務後, ボストンへ研究留学し、ハーバード大学医学部・准教授としてラボ運営に奮闘する. 2011年に帰国、大阪府立成人病センター麻酔科・副部長をつとめ、臨床麻酔のできる基礎医学研究者を自称する. 専門は免疫学・細胞接着. また研究者のキャリアやスキルに関する著書に「プロフェッショナル根性・研究者の仕事術」「ハーバードでも通用した研究者の英語術」(羊土社)がある. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

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