金曜日の夜の
ハーバード 大学医学部の
研究 室群のあるArmenise Buildingの風景です。
ハーバード では金曜の夜や週末も日本と同様に多くの
研究 者が休まずに
研究 室で働いています。ロードアイランド州のブラウン大学医学部に土曜日に友人の
研究 室を訪ねたときに、まったく誰も
研究 棟にはおらず、
ハーバード との違いを感じたことがあります。
昨日
ポスドク の
研究 テーマを選ぶ際には、その人の長所・強みに投資し、弱点の克服には焦点を合わせない
strength -based アプローチのことを話しました。このアプローチは
ポスドク に対してだけでなく、幅広く自分自身の仕事の仕方についても適応することができます。しかし、ここで問題になるのがはたして何人の人が自分の強みを正しく理解しているでしょうか。自分で自分のことを正しく評価するのは、往々にして非常に困難です。他人の資質を的確に評価できるひとが、自分のことになると全く過大または過小評価することのなんと多いことでしょうか。
一つの客観的な方法として、自分の強みを正しく評価するために私は、Marcus Buckingham & Donald O. Cliftonの「 Now, Discover Your Strengths」に記載されてあるStrengthsFinderを使いました。StrengthFinderは心理テストのような形式で各質問に自分のintuitionを5段階で答えていくことにより、34に分類されたStrength Talentsのうち、自分の強みに相当するトップ5を同定します。StrengthsFinderによる解析では、私のStrengthsは
・Input(収集心)
・Harmony(調和性)
・Significance(自我)
・Maximizer(最上志向)
・Learner(学習欲)
です。Buckinghamらは、これらのトップ5のStrengthsに合うような生き方・仕事の仕方を心がけるStrong Lifeを提唱しています。
この解析結果はほぼ自分の理解と一致していましたが、あらためて自分の強みをより客観的な方法で確認でき、自信を持ってこれらのStrengthsに合ったキャリアの構築を目指すことができます。
なお、
strength -based アプローチはBuckinghamらがより現代に合った形で導入しクレジットをとりましたが、私の知る限りでは20年以上も前に、すでにPeter F. Druckerが「自らの強みを知り」それに賭けるセルフマネジメントを提唱しています (Atsuo Ueda, Introduction to Peter F. Drucker)。
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テーマ:研究者の生活 - ジャンル:学問・文化・芸術