ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
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ハーバードから三重大に移動するにあたり、最も大きな問題のひとつが、現地で雇用した米国人スタッフの行き先を見つけることでした。(先日は一人をのこしてすべての行き先が決まったと書きましたが、最後の一人もボストンの大手製薬会社のスタッフ研究者としてのポジションを得ることがでたという知らせを今日受け取りました。) ハーバードの知り合いのラボに紹介出来る例もありますが、アカデミアやコーポレートへのキャリア・アップを強く望む者もいます。その場合には個人的なネットワークを利用して、出来るだけ強力に推薦しますが、現在の米国の雇用は冷え込んでおり、簡単ではありませんでした。

アカデミアの場合は推薦状をメールで送ることが多いのですが(「研究者の英語術」の第5章「用紙2枚分の説得力のある強い推薦状を書く」など見ていただければ幸いです)、コーポレートの場合には、レターを書く代わりに、電話で人事担当者と20分程度直接話すことがほとんどでした。前もって電話の時間が指定できるので、英文で推薦する要点をまとめた”カンペ”を用意して、電話会議に挑みます。大抵は被推薦者の能力・性格・人となり・実績などに関してオープンエンドな質問をされます。具体例をあげて被推薦者の長所を強調するという点は推薦状を書く場合と同じですが、電話ではポジティブなトーンでゆっくりと大きな声で話すことが大切です。

キラー・クエスチョンは「被推薦者の短所は何か」です。うっかりのせられて、いろいろ語るのは御法度です(もし、被推薦者がジョブ・オファーされることを強く望むのなら)。「思い浮かばない」と言い張るのもおそらくありですが、「Too organized」(ちゃんとしすぎるところがある)など、短所と言いつつも、うまく長所をアピールするのがいいのではないでしょうか。


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Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:三重大学医学部・分子病態学講座教授 10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務後, ボストンへ研究留学し、ハーバード大学医学部・准教授としてラボ運営に奮闘する. 2011年に帰国、大阪府立成人病センター麻酔科・副部長をつとめ、臨床麻酔のできる基礎医学研究者を自称する. 専門は免疫学・細胞接着. また研究者のキャリアやスキルに関する著書に「プロフェッショナル根性・研究者の仕事術」「ハーバードでも通用した研究者の英語術」(羊土社)がある. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

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