ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
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ハーバード大学(Harvard University Extension School)の "MINI-MBA コース"「Biotechnology Project Management 」で新薬開発のプロジェクトマネージメントについて学んでいる 。このコースのコアカリキュラムはグループワークであり、チームで 新薬開発のモック(疑似)プロジェクトを立ち上げ、マネージメントの方法を体験して学ぶ。異なったバックグラウンド(私以外全員コーポレート出身)を持つ人たちとの共同作業は非常に刺激的であり、普段気づかないいろいろなことを学べる。

クラスを担当する教授のLyndaが、個人のバックグランドを考慮してグループ分けを発表した。私の所属するグループの7人のメンバーの名前(一部仮名)とバックグランドは:

Barbara: 小さなコンサルティング・ファームでマネージャー

Christine:製薬会社の研究者

Virginia:科学雑誌のエディトリアルスタッフ

Andrew: 製薬会社の研究者

Geoff:バイオテクの研究者、フランスで医師として臨床経験あり

Mic:薬局の管理部門勤務

Motomu (私):アカデミアの研究者 、日本で医師として臨床経験あり

このチームで数ヶ月間グループワークをするわけであるが、ロールプレイングゲームとしてのプロジェクトでの役割は、話し合いの末以下のように決まった。

Barbara: Project Manager

Christine: Discovery/Research Representative

Virginia: Commercial Representative

Andrew: CMC (chemistry, manufacturing and controls) Representative

Geoff: Pre-Clinical Representative

Mic: Regulatory Representative

Motomu (私): Clinical Representative

この1週間でプロジェクトの概要を決め、 Target Product ProfileとProject Proposalを書き上げるのが宿題である。メンバーの半分がボストンから離れたところに住んでいることもあり、7人全員が集まって話し合うのは無理があるため、 Barbaraの提案でYahooの Discussion Group (クローズドの掲示板) を使って話合うことにした。

研究留学ネットの研究留学フォーラムなどオープンな日本語の掲示板に参加したことはあるが、クローズドの掲示板を使って英語でディスカッションしたのはこれが始めてであった。そして、これは非常におもしろいということがわかった。リスニングとスピーキングのハンディがない分、ほぼ同じ土俵でディスカッションできるので、とても快適である。私自身は多少ライティングに問題はあるが、たぶん多くの理系研究者と同様にスピーキング・リスニング・ライティングのなかでは、ライティングが最も苦手意識が少ない。

クラスでは7人がの中では、私が一番無口であったが、掲示板でのディスカッションでは一番饒舌なうちのひとりだった。以前のエントリー「中年日本人男性研究者のためのサバイバル英語学習術」で書いたように、自分の人間力を示すことの出来る機会が英語上達には重要である。掲示板やメールでのコミュニケーションの機会を利用して、自分の知識や経験の深さをグループ内やラボ内で示すことで、中年日本人男性研究者は英語を話す機会(遮られずに、他人が喜んで話しを聞いてくれる時間) が増えるはずだ。


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プロフィール

Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:三重大学医学部・分子病態学講座教授 10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務後, ボストンへ研究留学し、ハーバード大学医学部・准教授としてラボ運営に奮闘する. 2011年に帰国、大阪府立成人病センター麻酔科・副部長をつとめ、臨床麻酔のできる基礎医学研究者を自称する. 専門は免疫学・細胞接着. また研究者のキャリアやスキルに関する著書に「プロフェッショナル根性・研究者の仕事術」「ハーバードでも通用した研究者の英語術」(羊土社)がある. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

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