ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
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9784758120050.jpg羊土社で最近まで連載していました「プロフェッショナル根性論」を加筆・修正しまして一冊の本にまとめた「やるべきことが見えてくる研究者の仕事術」が出版されます(8月21発行)。

もともと「プロフェッショナル根性論」は、私がボストンで研究者として独立する上で身をもって学んだ”学校では教えてくれないレッスン”を文章にして、多くのひとと共有する目的ではじめました。理系研究者が見過ごしがちであるが、不透明な世の中を生き抜く上で不可欠な”文系的”スキルについて短時間で学べる新書を当初は意図していました。

しかし、往々にして本は著者の意図とはやや違う方向へむかっていくと聞いてはいましたが、「プロフェッショナル根性論」にも同じことが起こったと、ご厚意により本の帯に推薦の言葉を書いた頂いた梅田望夫さんに教えていただきました:

「本書は“知的生産で飯を食う”人生を志すすべての人のためのサバイバルガイドである」

          ―『ウェブ進化論』著者,梅田望夫氏より推薦


梅田さんにご指摘していただいたように、当初理系のための文系的スキルについて書き始めました「プロフェッショナル根性論」は、内容を練り推敲を重ねるうちに理系・文系を問わず知的生産を志す人が勇気と自信をもって進めるように後押しする「やるべきことが見えてくる研究者の仕事術として生まれ変わりました。梅田さんの本質を見抜く力と、それを言葉にする文章力には感服いたします。

例えば知的生産を志すものが避けて通ることができない「創造性とは努力で高めることができるのか」という問いに関する第11章

「創造性とは? Creativity and Effectiveness:グラハム・ベルが不慮の事故で亡くなっていたら、電話は存在しなかったのか」


羊土社のホームページから立ち読みできるようになっています。

章立ては以下の通りですが、付録として「研究者の自己啓発とキャリア形成のための20冊」や「成功する恐怖」などのコラムを加えました。表紙はイラストレーター/グラフィックデザイナー・ペドロ山下さんの力強いイラストレーションをつけていただきました。

詳細は羊土社のホームページをご覧ください。

やるべきことが見えてくる研究者の仕事術

第1章:プロフェッショナル研究者への成長の道 
第2章:「 好き」よりも「得意」にこだわる仕事術 
第3章:プロダクティビティーを上げる時間管理術 
第4章:自分の世界で一番になる ニッチマーケティングで自分の研究を売り込め
第5章:批判され/批判して自分を磨く「フィードバック力」 
第6章:変化に対する苦痛・恐怖を克服する 
第7章:自分のストーリーを語る「物語力」  
第8章:説得力のあるプレゼンテーション 
第9章:日本人中年男性研究者のための英語力向上戦略
第10章:検索される自分 : 発信力 
第11章:創造性とは Creativity and Effectiveness 

付録:研究者の自己啓発とキャリア形成のための20冊
1)生産性を高めるための人生管理術の古典的自己啓発書2冊
2)コミュニケーション力とは人付き合いと人柄のことであると理解する2冊
3)プロフェッショナル研究者としての心得を学ぶ2冊
4)学校では教えてくれない“正しい” キャリアパスを知る2冊
5)起業家から失敗を恐れつつも、挑戦する方法を学ぶ2冊
6)一流のサイエンスストーリーテリングを学ぶ2冊
7)メインのメディアでは報道されないアメリカを知る2冊
8)アメリカの医療の問題点を知る2冊
9)自分の考えを人に伝えるための極意を学ぶ2冊
10)不確実な時代を生き抜くための知見を学ぶ2冊

コラム
1:35歳からの15 年間こそ自分の成長を意識した攻めのキャリアプランを
2:ラボメンバーの「強み」
3:哲学者モンテーニュも400 年前にSBA 仕事術を推薦?
4:Not to do リスト
5:「自分の世界」を設定する際に犯しやすい7つの間違い
6:自分のキャパシティーを見極める 
7:つっこみ力
8:これからの時代のビジネスに必要な学位はMBA ではなくMFA
9:「成功する恐怖」
10:変化を促進する米国流研究システム 
11:アイディアをスティキーにする方法
12:プレゼンテーションは最低3回リハーサルを
13:うまく質問するために覚えておくとよい10 のポイント
14:英語の勉強に役立つインターネットで手に入るフリーのリソース
15:メンタルトレーニング(修練の場)としてのブログ






                       


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ご出版
おめでとうございます。島岡先生のご意見に、僕もどれだけ勇気づけられて来たか判りません。自分も「サバイバル」出来ると信じて、あがいて行く所存です。
【2009/08/21 Fri】 URL // Dr Ken #HfMzn2gY [ 編集 ]
楽しみにしています。
本日、書店に走りましたが手に入れることができませんでした。私も島岡先生の言葉に、いっぱい勇気を頂いているひとりです。先生から頂いた勇気を、私が次の時代のひとにつなげられるようになりたいです。
【2009/08/21 Fri】 URL // Ban #- [ 編集 ]

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プロフィール

Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:三重大学医学部・分子病態学講座教授 10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務後, ボストンへ研究留学し、ハーバード大学医学部・准教授としてラボ運営に奮闘する. 2011年に帰国、大阪府立成人病センター麻酔科・副部長をつとめ、臨床麻酔のできる基礎医学研究者を自称する. 専門は免疫学・細胞接着. また研究者のキャリアやスキルに関する著書に「プロフェッショナル根性・研究者の仕事術」「ハーバードでも通用した研究者の英語術」(羊土社)がある. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

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