ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
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失敗するのは誰でも怖いものです。「負け組」の烙印を捺されてしまうのではないかと不安になってしまいます。そんなときにお奨めの本が「失敗の本:The Little Book of Failure」です。このなかで私が一番勇気づけられた言葉に:

”やる価値のあることは,まずは失敗してみる価値がある”
”If a thing is worth doing, it's worth doing badly at least at the beginning. ”


があります。

羊土社連載中の「ハーバードでも通用した、ひとりで学べる研究者のための英語コニュニケーション」第2回で述べていますように、英文を書く際にもこれと同じことが言えると思います。

よい文章を書く秘訣を知っていますか?良い文章というのは無から生まれるものではありません.白紙のうえにいきなりよい文章が書かれるわけではないのです.良い文章は,悪い文章から生まれるのです.良い文章とは,悪い文章を何度も書き直すことによって初めて生まれるのです.良い文章を書く秘訣とは,まず悪い文章を書くこと.そして,それを何度も校正することなのです


最初から良い英文を書こうとすると、全く筆が進まず何時間も白紙とにらめっこしていたり、つい既存の文章からコピー&ペーストしてしまいたい誘惑に駆られてしまいます。私の場合には「最初から良い英文を書く」ことはできないのだと諦めることにしています。むしろ勝負はその後にあるのです。

つまり、レベルは低くてもよいのでまず第1稿を書いてしまう。そしてそれを何度も書き直す。セルフ・エディティングしているうちに集中力が高まり、”創造性のスイッチが入る魔法の瞬間”が一瞬ですがやってくるものなのです(参照:”クリエイティビティーが枯渇するという恐怖”)。

ライティングとは本質的には書くことというよりも、考えることです。”創造的”な思考へ向けての”助走”をするためにも、まずは失敗を承知で第1稿を書き上げる。その後セルフ・エディティングを繰り返し、第5稿、第10稿...と”スイッチが入る”まで諦めずに書き直すことが、英語ライティングの力をつける秘訣だと思います。

詳しくは「ひとりで学べる研究者のための英語コニュニケーション:第2回アブストラクトの書き方②~優れたアブストラクトを書くために,知っておくべきたった一つのこと」をご覧ください。


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【2009/08/03 Mon】 // # [ 編集 ]

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ハーバード大学医学部留学・独立日記に「良い文章を書く秘訣」というエントリーがされています。 最初から良い英文を書こうとすると、全く筆が進まず何時間も白紙とにらめっこしていたり、つい既存の文章からコピー&ペーストしてしまいたい誘惑に駆られてしまいます?...
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Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:三重大学医学部・分子病態学講座教授 10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務後, ボストンへ研究留学し、ハーバード大学医学部・准教授としてラボ運営に奮闘する. 2011年に帰国、大阪府立成人病センター麻酔科・副部長をつとめ、臨床麻酔のできる基礎医学研究者を自称する. 専門は免疫学・細胞接着. また研究者のキャリアやスキルに関する著書に「プロフェッショナル根性・研究者の仕事術」「ハーバードでも通用した研究者の英語術」(羊土社)がある. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

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