ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
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プロフェッショナルとして強いキャリアを築くためには、


まず自分の小さな世界で一番になることが必要条件である
      ー自分の世界でトップになるためにすべきこと:Dip



とセスゴーディンのDipを引用して、以前のエントリーで書きました。研究者にとってこの「自分が一番になれる小さな世界」に相当する適切な言葉が「Investigational Niche」です。研究において二番煎じは原則として意味がありません。どんな些細なことでもいいので、何か新しいこと、何かオリジナルなことをなさなければなりません。激しい競争のなかで、自分が何か新しいこと、何かオリジナルなことをしていける場所(つまり、まずは研究費がとれて、論文が発表できる。そして中長期的には社会に貢献できる一次的な舞台)が「Investigational Niche」なのです。

じつは、”Investigational Niche」を確立せよ”とは、わたしが以前に研究所のボードメンバーの数年おきの審査を受けたときにもらったアドバイスです。独創的で、創造性のある研究を目指すのは非常に大切なことですが、今独立を目指している研究者への、実際的なアドバイスは”Investigational Niche」を確立せよ”だと思います。

PS:ところで、オバマ大統領の導入した新しいチャレンジグラントのアプリケーションの作成におわれて一ヶ月程ブログを更新できなかったのですが(チャレンジグラントはおそらく今までで最も競争の激しいグラントになると思われます。全米で200程度が採択されるのですが、私の所属するボストン小児病院だけでも軽く200以上のアプリケーションがサブミットされました。サブミットはオンラインなのですが、あまりに多くのアプリケーションが締め切りまぎわの数日間にアップロードされたたため、システムが一時ダウンしました。最終的な採択率は1%を切るともいわれています。)、いつも私のブログ見てくれている日本にいる母親が、私が倒れたのではと心配して電話をかけてきてくれました。ブログは安否の確認に使えるのですね......


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【2009/11/16 Mon】 // # [ 編集 ]

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Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:三重大学医学部・分子病態学講座教授 10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務後, ボストンへ研究留学し、ハーバード大学医学部・准教授としてラボ運営に奮闘する. 2011年に帰国、大阪府立成人病センター麻酔科・副部長をつとめ、臨床麻酔のできる基礎医学研究者を自称する. 専門は免疫学・細胞接着. また研究者のキャリアやスキルに関する著書に「プロフェッショナル根性・研究者の仕事術」「ハーバードでも通用した研究者の英語術」(羊土社)がある. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

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