ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
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今週のNature誌のエディトリアル「A crisis of confidence」では、現在進行中の経済危機とNIHの研究費が伸び悩む中でグラントに苦しむ研究者の生の姿が取り上げられています。

10年以上研究室を運営してきた2人のエスタブリッシュした研究者Jill Rafael-Fortney教授とDarcy Kelley教授が、再三の再投稿にも関わらず、R01グラントを更新できずに研究室縮小を余儀なくされ、閉鎖寸前にまで追い込まれていく2人のそれぞれのストーリーがドキュメンタリーとして描かれています。米国で研究室を運営する科学者ほぼすべてが同様のリスクに曝されているわけで、ストーリーを読んでいる最中に胸が苦しくなりましので、和訳は断念....

Research funding: Closing arguments; Nature 457, 650-655 (2009)

The battle to keep a lab funded can be long and painful. Meredith Wadman meets two researchers who may be close to hanging up their coats.


Nature-closing-Feb09


グラントを失ったときにまずすべきことは、デパートメントのチェアー(学部長)に相談して、緊急避難的なブリッジファンドの交渉をすることと、NIHグラントプロポーサルの戦略の練り直しのアドバイスを受け、NIH以外のファンディングソースへの推薦などを依頼することでしょう。上記の二人もそれぞれ学部長に相談しつつ、ギリギリのところで再起に向けて懸命に可能性を模索しているようです.....

オバマ新政権のStimulus Packageは確かに明るい材料ですが、長期的観点からいかに配分するか鍵であるとは、上記エディトリアルのコメントです:

The economic stimulus package currently working its way through Congress is likely to inject billions of dollars into the budgets of the scientific agencies, which will no doubt be welcome to researchers. But without careful planning and sustained follow-up funding, that sudden infusion of money could end up worsening the career crisis rather then easing it.



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テーマ:研究者の生活 - ジャンル:学問・文化・芸術

こんにちは
この話題、実は僕もブログで取り上げようかと思っていたところでしたので、思わずコメントに書き込みしてしまいました。人ごとではなくて、身につまされる思いで記事を読みました。ひとまずはお金をつぎ込んでみても短期的な展望しか描けず(これ以上悪くなるのを食い止めるにすぎない)、有効な特効薬はいまのところないように見受けられました。いずれにせよeditorial commentにあるように、行き過ぎた競争原理はかえって不健康であるし、国が必要としている研究者の数のコントロールとそれに見合った研究費を配分するための科学政策が必要だという主張にはある程度うなずけるものの、一方では、ある一定以上の条件・レベルを満たしている研究者にはきちんとファンドしてもらえるような環境にすべきだと思うのは、理想主義的で研究者の手前勝手な主張なのでしょうか。もちろん、食うのも困る社会では、科学研究どころではないと言うのも理解はできますが。
【2009/02/09 Mon】 URL // Dr Ken #HfMzn2gY [ 編集 ]

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研究費:閉塞する議論  【2009/02/08 Sun】
今日はこれについて書きます。 http://www.nature.com/news/2009/090204/full/457650a.html と思いきや書く暇がない!とりあえず島岡先生のブログを見れば大体がわかります。 アメリカではブッシュ政権に移行してからNIH(National Insitute of Health、国立衛生研究所、
[ オハイオでの大学院生活 ]
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Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:三重大学医学部・分子病態学講座教授 10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務後, ボストンへ研究留学し、ハーバード大学医学部・准教授としてラボ運営に奮闘する. 2011年に帰国、大阪府立成人病センター麻酔科・副部長をつとめ、臨床麻酔のできる基礎医学研究者を自称する. 専門は免疫学・細胞接着. また研究者のキャリアやスキルに関する著書に「プロフェッショナル根性・研究者の仕事術」「ハーバードでも通用した研究者の英語術」(羊土社)がある. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

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