ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
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ハーバードの社会人大学院(Harvard University Extension School)でテクニカルライティングとマネジメントのコースを取っていたときに、最初の授業で教官にいわれることは、レポート作成においてPlagiarism (盗作)は許されないということでした。ハーバードのポリシーをここに引用しますが、”いかなる理由であれ、レポートを盗作したものは通常は退学に処する”(下線部)とあります。

Preparation of Papers and Other Work: Plagiarism and Collaboration

All homework assignments, projects, lab reports, papers and examinations submitted to a course are expected to be the student's own work. Students should always take great care to distinguish their own ideas and knowledge from information derived from sources. The term "sources" includes not only published primary and secondary material, but also information and opinions gained directly from other people.

The responsibility for learning the proper forms of citation lies with the individual student. Quotations must be placed properly within quotation marks and must be cited fully. In addition, all paraphrased material must be acknowledged completely. Whenever ideas or facts are derived from a student's reading and research or from a student's own writings, the sources must be indicated......(中略)

Students who, for whatever reason, submit work either not their own or without clear attribution to its sources will be subject to disciplinary action, and ordinarily required to withdraw from the College.



盗作の問題は学問の根幹に関わることですが、大学で教えるべきことはたった2つです。

1)(倫理面)学問ではオリジナリティーに価値があり、盗作は学問に対する冒涜であり、学生のレポートにおいても許されることではない。

2)(技術面)しかし、自分のオリジナルな仕事は、先人の数多くの仕事のうえに築かれるものであるので、先人の仕事を正しく評価し、正当に引用する方法(ルール)を身につけねばならない。

このエントリーは5号館のつぶやきさんの「ネット時代のコピペ・レポート・リテラシー」で、コピペでレポートを作成する大学生を問題視しつつも

 結論: コピペそのものではなく、学生のレポートを正しく評価できないシステムが悪い。


と、ずいぶんと控えめな表現をされていることに、端を発しています。大学で教える”コピペ・レポート・リテラシー”が倫理と技術の両面をカバーしたものであってほしいと願います。









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テーマ:勉強 - ジャンル:学問・文化・芸術

盗作幇助?
i-113英国ではだいぶ前から学生のレポートや博士論文の作成代行をしている業者があるらしく、繁盛していると聞いたことがあります。でも、コピペではないらしいので一応オリジナルということで盗作にはならないのでしょうが...
【2008/08/13 Wed】 URL // cafe owner #yw4sqTbg [ 編集 ]

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Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:三重大学医学部・分子病態学講座教授 10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務後, ボストンへ研究留学し、ハーバード大学医学部・准教授としてラボ運営に奮闘する. 2011年に帰国、大阪府立成人病センター麻酔科・副部長をつとめ、臨床麻酔のできる基礎医学研究者を自称する. 専門は免疫学・細胞接着. また研究者のキャリアやスキルに関する著書に「プロフェッショナル根性・研究者の仕事術」「ハーバードでも通用した研究者の英語術」(羊土社)がある. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

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