思いもしなかった新しい研究やビジネスの機会(共同研究、ビジネスパートナリング)が訪れたときには、その機会の可能性とインパクトをメリットとデメリットの両面から考慮しなければなりません。では、メリットとデメリットのどちらから考え始めるのが効率的でしょうか?
ひとは往々にして慎重になるあまり、まずリスクやデメリットから考えがちです。そして、リスクや不確実性の高さををまえにして、足がすくみ、前進することを躊躇してせっかくのチャンスを逃してしまいます。しかし、リスクを単独で吟味するのは、decision-makingにおいてはあまり価値ないと思います。リスク/デメリットはメリットとの比較で考えてこそ初めて意味があると考えられます。
つまり、まずメリットは何か、どのくらい大きいのかから考え始めます。もしメリットがかなり小さいのなら、その時点でNOとなるので、デメリットやリスクを考えるのに時間を費やす必要はないことになります。逆にもし十分に大きいメリットがある場合には、長期的に見てデメリットがメリットより大きいのか、小さいのかを考え、decision-makingすることになります。
もちろん、メリットのみを考えるのはもってのほかですが、まずメリットから考えるようにすれば、必要以上にデメリットやリスクの恐怖に精神的に翻弄されることも少なくなり、効率的にdecision-makingすることができるのではないでしょうか。
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