ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
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フューチャリスト・パネル:「次の30年のライフサイエンスにおける問題とは」と題したシンポジウムに参加してきました。フューチャリストとしてパネルに選ばれたのは:
   フィル・シャープ(MIT/ノーベル賞受賞者)
   ジム・コリンズ(ボストン大学)
   ドリュー・エンディ(MIT)
   アラン・クレン(テンポバイオ)

各フューチャリストの話したことで印象に残ったことは:
ーフィル・シャープー
次の30年はナノテクノロジーがライフサイエンスを牽引するプラットフォームになるだろう。しかし30年前に現在のライフサイエンスの姿を全く予想できなかったのと同じように、今から30年後のライフサイエンスの姿を予想することは出来ないだろう。

ージム・コリンズー
次の30年はバイオロジストとケミストの時代になる。今から30年後にはライフサイエンスの複雑性の、そのわずかしか我々が知り得ないことを我々は知るであろう。

ードリュー・エンディー
次の30年もバイオテクノロジーがライフサイエンスの中心であろう。バイオテクノロジーのオープンソース化が次の30年の課題。その取り組みのひとつが彼のBioBricks Foundation.

ーアラン・クレンー
ライフサイエンスのヘルスケアー(医療)への応用はゆっくりであるが次の30年間に確実に進むので、楽観的であると同時に、忍耐力が要求される。

以上、フューチャリスト・パネルの意見をまとめることは簡単ではありませんが、ライフサイエンスの次の30年とは:
・バイオロジー/エンジニアリング/ケミストリーの融合分野でイノベーションが起こる
・しかし、そのイノベーションが実際に役に立つようにパッケージされるまでには途方もない時間(~20年)がかかるのでオプティミスチックであると同時に、その間サーバイブするために必要な資金を注入する法的なサポートが必要
・無味な競争によるテクノロジーの囲い込みを防ぐためにバイオテクノロジーのオープンソース化を真剣に検討する必要あり。

などが参考にすべきフューチャリストからのメッセージです。




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Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:三重大学医学部・分子病態学講座教授 10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務後, ボストンへ研究留学し、ハーバード大学医学部・准教授としてラボ運営に奮闘する. 2011年に帰国、大阪府立成人病センター麻酔科・副部長をつとめ、臨床麻酔のできる基礎医学研究者を自称する. 専門は免疫学・細胞接着. また研究者のキャリアやスキルに関する著書に「プロフェッショナル根性・研究者の仕事術」「ハーバードでも通用した研究者の英語術」(羊土社)がある. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

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