ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
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iMedixは患者や健康に関心の高い人の集うソーシャルネットワーキングサービスであり、さしづめ”患者版ミクシィ”のようなものであり、ニューヨークタイムズのFreakonomics Blogでは次のように紹介されています:

iMedix allows users to search for relevant medical information, share that information with others, form online communities, and rank the helpfulness of the information they find.
Think WebMD + Facebook + Wikipedia.


iMedixの登録者には病気を持ったひと(患者)と今病気ではないが健康に関心の高いひと(患者予備軍..)が、多くが顔写真入りで並びます。登録者間での情報交換や相互の助け合いのためのコミュニティーを形成し(Facebook)、消費者としての患者サイドからのなまの声のインベントリー化(WebMD + Wikipedia)をミッションに掲げています。Web2.0的な集合知が形成されるかどうか今後の動向を待たねばならないでしょう。

注意しなくてはならないのが、iMedixが製薬会社のdirect-to-consumer advertising (医師の処方箋が必要な薬を、患者や患者予備軍に向けて直接宣伝する手法。”Ask your doctor [for prescription]”と患者を勧誘する。)から利益を得るビジネスモデルであるということです。direct-to-consumer advertisingは一般の宣伝同様に消費者である患者の感性に訴えるように作られており、しばしばその医学的正さや(リスクを隠すような表現)、患者予備軍をもターゲットにした購買意欲をかき立てる手法(無料サンプル配布)などが問題にされています。

direct-to-consumer advertisingの一例


direct-to-consumer advertisingの問題点に関するNational Public Radioの記事
”Drug Ads Play Up Benefits, Downsize Risks”
<http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=9571484>









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テーマ:科学・医療・心理 - ジャンル:学問・文化・芸術

いつも楽しく拝見させて頂いております。

米国に出張する機会がしばしばあるのですが、
TVを見ていてこのような特定の処方医薬品のCMの手法
direct-to-consumer advertisingが多い事が気になっておりました。

コミュニティの参加者に意図的に情報を与える事で
スポンサー企業の薬をDoctorに求めるように誘導できそうですよね。
露骨でなくても患者になりすまして登録できるかもしれませんし。

知識の増えた患者さんへのアカウンタビリティー充足に割く時間が
増えると本当に医療サービスを必要な人達にかけられる時間や質が
下がってしまうような気がします。

製薬会社が顧客の顧客(=患者さん)を誘導して、
顧客への売上を伸ばすというマーケッティング手法なのだと思うのですが、
イメージやブランド戦略では薬を処方する医療関係者を
手間取らせるようでは結局のところ、医療関係者のみならず
コンシューマーである患者からも敬遠されてしまうのではないかと
思います。

どんな薬も人間にとっては異物なのですから
メリットデメリット両面があるはずです。
それらを理解、享受できるようならこのようなコミュニティに
意味があるのではないでしょうか。
【2007/12/16 Sun】 URL // U-ske #dGBhsvyY [ 編集 ]

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Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:三重大学医学部・分子病態学講座教授 10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務後, ボストンへ研究留学し、ハーバード大学医学部・准教授としてラボ運営に奮闘する. 2011年に帰国、大阪府立成人病センター麻酔科・副部長をつとめ、臨床麻酔のできる基礎医学研究者を自称する. 専門は免疫学・細胞接着. また研究者のキャリアやスキルに関する著書に「プロフェッショナル根性・研究者の仕事術」「ハーバードでも通用した研究者の英語術」(羊土社)がある. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

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