ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
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自分の研究内容や様々な科学に関するトピックを人に説明するときに、何度説明してもよくわかってもらえないことはよくあります。表現を変え、専門用語をなるべく平易な言葉に言い換え、紙にイラストを描き説明してもわかってもらえず、徐々に気まずい雰囲気になることもしばしばあります。子供に教えるようなあまりにも平易すぎる表現を多様するあまり、相手がバカにされたと感じて、怒り出すようなことも時にはあるのではないでしょうか。相手にわかってもらおうと言葉を費やせば費やすほど、どんどん溝は深まるばかり。テレホン・ショッピングのアルバイトオペレーターからコールセンター長に抜擢された水野緑氏も「山田ズーニーのおとなの進路相談室。」で、お客様に説明すればするほど相互理解から遠ざかる経験をポドキャストで話していました。

「説明の量は理解の質に正比例するとは限らない。むしろ反比例することがしばしばある。」説明が長くなり、相手につたわらなくなる理由のひとつが、説明が得てして自分に向けられるということです。自信がないときほどapologetic (自己弁護的)になり、本質とはほど遠い他人はだれも気にしないような些細なことの正当性に多くの言葉と時間を費やしてしまいます。

このダウンワード・スパイラルから逃れる一つの方法が相手に質問させることです。ゴールを「目的を相手に”私が知っていること”を何とか理解してもらう」から一歩ひいて、「”お互いが何をわかっていないか”を見つけ出す」にシフトしてみるのはどうでしょうか。”正しい質問をしたときには、答えはすでに明らである”とはきっと真でしょう。

これと関連して私が心がけようとしていることが、「本当に怒った時には絶対にしゃべらない」ということです。感情が高ぶり興奮している時に余計なことを話して(売り言葉に買い言葉)相手を傷つけてしまい、後々問題となることを避けるためにも(怒っているというパフォーマンスが必要な時は別にして*)しゃべらないのが賢明です。

(*)これもapologeticな、余計な説明の一例かもしれません...




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Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:三重大学医学部・分子病態学講座教授 10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務後, ボストンへ研究留学し、ハーバード大学医学部・准教授としてラボ運営に奮闘する. 2011年に帰国、大阪府立成人病センター麻酔科・副部長をつとめ、臨床麻酔のできる基礎医学研究者を自称する. 専門は免疫学・細胞接着. また研究者のキャリアやスキルに関する著書に「プロフェッショナル根性・研究者の仕事術」「ハーバードでも通用した研究者の英語術」(羊土社)がある. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

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