ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
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Authoratory.comは北米で最大級のバイオ研究者のプロファイルのデータベースであり、現在289,943人の研究者がリストされています。Authoratory.comの最もユニークな点はPubmed(世界最大の科学論文データベース/サーチエンジン)のデータをコンピュータプログラムで自動処理して構築されていることです(注1)。

Authoratory.comのおもしろいところは、Pubmed上での論文のタイトル、アブストラクト、MeSH keywordsよりキーワードを抽出し、特定のキーワードに関する論文の頻度より研究者をランク付けし、上位200人程度をエキスパートと”勝手に”認定しているところです。これがAuthoratory.comのキャッチコピー

Authoratoryーfind an expert in any field


の所以です。

ランク付けは単純にそのキーワードを含む発表論文の数により決定され、内容(例えばジャーナルインパクトファクターなど)は一切考慮されていません。これは短所でもあり、長所でもありますが、その定義よりAuthoratoryのエキスパートとは継続して特定のテーマに貢献し続ける研究者のことであり、一発屋ではないということでしょう。

私は自分の研究領域である"integrin"、”lymphocyte function-associated antigen-1"、"cell adhesion"などでは”エキスパート”にランクされ安心しています。自分の領域の”エキスパート”をみてみるとおおよそ1/3程度は納得できる人選になっているように感じます。

Authoratoryは自動プログラムにより構築されているので、内容は完璧と言う訳には行きませんが、自分の領域以外の研究者とのネットワーキングやコラボレーションのきっかけを生み出すツールとしておもしろいのではないでしょうか。

(注1)2000~2007の間に、Primary author (ぼぼcorresponding author)として論文を発表しているか、年間3報以上の論文を発表している米国、カナダ、英国所属の研究者を選択

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Pubmedを賢くする
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ハーバード大学医学部留学・独立日記に,ResearchCrossroadsと同様な研究者データベース,Authoratoryについて紹介してあった.Authoratoryでは,Pubmedに掲載されている論文関連情報をベースにし,それにNIHグラント取得歴分析を加えたもののようだ.会員登録(無料)をす.
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Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:三重大学医学部・分子病態学講座教授 10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務後, ボストンへ研究留学し、ハーバード大学医学部・准教授としてラボ運営に奮闘する. 2011年に帰国、大阪府立成人病センター麻酔科・副部長をつとめ、臨床麻酔のできる基礎医学研究者を自称する. 専門は免疫学・細胞接着. また研究者のキャリアやスキルに関する著書に「プロフェッショナル根性・研究者の仕事術」「ハーバードでも通用した研究者の英語術」(羊土社)がある. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

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