ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
pinkDriveアル・ゴアの元スピーチライターでベストセラー作家のダニエル・ピンクの最新刊は「Drive: The Surprising Truth About What Motivates Us 」。「Drive」はモチベーション(動機付け)の心理学についてのノン・フィクションです。

「Drive」の肝は、モチベーションには3つの段階があるということです。

―モチベーション1.0(basic operating system):衣食住を満たすための生物としての基本的欲求に対する動機付け

―モチベーション2.0(the carrot and the stick / reward and punishment):ボーナスまたは罰金による金銭的動機付け

―モチベーション3.0(Internal motivation / mastery):人間的成長、知的興奮、社会への貢献などより高い次元での意味付けを持たすことによる動機付け


「Drive」で著者ピンクが警鐘を鳴らすのは、現在のビジネスのシーンではモチベーション2.0が乱用されているということです。TEDでのプレゼンテーションで著者自身が語っているローソクのパズルのように、問題解決など多少なりともクリエイティビティーを要求するような仕事ではモチベーション3.0が主役であり、もし金銭的報酬(モチベーション2.0)による動機付けを無意識に使えば、全く有効に働かないばかりか、かえって仕事のパフォーマンスを落としてしまう場合があるという事実です。





「Drive」はチーム・リーダーやマネージャーがメンバーにやる気を出させるための基礎知識という観点からも読めますし、また自己啓発書として読むこともできます。自己啓発書として読む場合には「2010年にあなたの人生を変えるたった2つの質問」という関連ムービーも面白いと思います。

Two questions that can change your life from Daniel Pink on Vimeo.




スポンサーサイト

テーマ:創造と表現 - ジャンル:学問・文化・芸術

// HOME // 
Powered By FC2ブログ. copyright © 2005 ハーバード大学医学部留学・独立日記 第二部 三重大学医学部編 all rights reserved.
プロフィール

Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:三重大学医学部・分子病態学講座教授 10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務後, ボストンへ研究留学し、ハーバード大学医学部・准教授としてラボ運営に奮闘する. 2011年に帰国、大阪府立成人病センター麻酔科・副部長をつとめ、臨床麻酔のできる基礎医学研究者を自称する. 専門は免疫学・細胞接着. また研究者のキャリアやスキルに関する著書に「プロフェッショナル根性・研究者の仕事術」「ハーバードでも通用した研究者の英語術」(羊土社)がある. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
リンク
月別アーカイブ
ブログ内検索

RSSフィード