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ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
ドラッカーの「新しい現実」より:

”やがて(学生が)生き、働き、成果を上げていくことになる現実の世界に対する準備を”するため身につけるべき4つの能力とは

1)”自らの考えを口頭あるいは書面で、簡潔、単純、明確に伝える能力”
2)”他人とともに働く能力”
3)”自らの仕事や貢献や経歴を方向付ける能力”
4)”組織によって、自らの望みを実現し、何ごとかを達成し、自らの価値観を実現する能力”


これらの能力は、研究者が(1)自分の研究成果をプレゼンテーション/パブリッシュし(2)共同研究(コラボレーション)を行い、(3)ジョブアプリケーションやグラントプロポーサルを書いて、自分の短期的/長期的目標をプラニングし、(4)大学や企業という組織/インフラストラクチャーの中でWin-Winの関係を模索しつつ、自分の研究を遂行し、成果を世に問うという”成長のプロセス”によく当てはまります。

このドラッカーの「新しい現実」はボストン日本語学校のブックフェアーで古本として10セントで購入したものです(!!)。私が大学を卒業した平成元年(1989年)に書かれた本ですが、20年前に書かれた本とは思えません。上田 惇生 佐々木 実智男両氏の訳者あとがきにあるように:

これほど面白い本はない。面白いだけではない。目の前が急に開けたことを知る。


今まで20年間この本を読む機会がなかったこと少し後悔してしまいます。

参考エントリー:研究者が大学院で身につけるべき能力





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テーマ:研究者の生活 - ジャンル:学問・文化・芸術

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プロフィール

Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:三重大学医学部・分子病態学講座教授 10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務後, ボストンへ研究留学し、ハーバード大学医学部・准教授としてラボ運営に奮闘する. 2011年に帰国、大阪府立成人病センター麻酔科・副部長をつとめ、臨床麻酔のできる基礎医学研究者を自称する. 専門は免疫学・細胞接着. また研究者のキャリアやスキルに関する著書に「プロフェッショナル根性・研究者の仕事術」「ハーバードでも通用した研究者の英語術」(羊土社)がある. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

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