ドラッカーの「
新しい現実」より:
”やがて(学生が)生き、働き、成果を上げていくことになる現実の世界に対する準備を”するため身につけるべき4つの能力とは
1)”自らの考えを口頭あるいは書面で、簡潔、単純、明確に伝える能力”
2)”他人とともに働く能力”
3)”自らの仕事や貢献や経歴を方向付ける能力”
4)”組織によって、自らの望みを実現し、何ごとかを達成し、自らの価値観を実現する能力”
これらの能力は、研究者が(1)自分の研究成果をプレゼンテーション/パブリッシュし(2)共同研究(コラボレーション)を行い、(3)ジョブアプリケーションやグラントプロポーサルを書いて、自分の短期的/長期的目標をプラニングし、(4)大学や企業という組織/インフラストラクチャーの中でWin-Winの関係を模索しつつ、自分の研究を遂行し、成果を世に問うという”
成長のプロセス”によく当てはまります。
このドラッカーの「新しい現実」は
ボストン日本語学校のブックフェアーで古本として10セントで購入したものです(!!)。私が大学を卒業した平成元年(1989年)に書かれた本ですが、20年前に書かれた本とは思えません。上田 惇生 佐々木 実智男両氏の訳者あとがきにあるように:
これほど面白い本はない。面白いだけではない。目の前が急に開けたことを知る。
今まで20年間この本を読む機会がなかったこと少し後悔してしまいます。
参考エントリー:
研究者が大学院で身につけるべき能力
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テーマ:研究者の生活 - ジャンル:学問・文化・芸術