ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
ドラッカーの「新しい現実」より:

”やがて(学生が)生き、働き、成果を上げていくことになる現実の世界に対する準備を”するため身につけるべき4つの能力とは

1)”自らの考えを口頭あるいは書面で、簡潔、単純、明確に伝える能力”
2)”他人とともに働く能力”
3)”自らの仕事や貢献や経歴を方向付ける能力”
4)”組織によって、自らの望みを実現し、何ごとかを達成し、自らの価値観を実現する能力”


これらの能力は、研究者が(1)自分の研究成果をプレゼンテーション/パブリッシュし(2)共同研究(コラボレーション)を行い、(3)ジョブアプリケーションやグラントプロポーサルを書いて、自分の短期的/長期的目標をプラニングし、(4)大学や企業という組織/インフラストラクチャーの中でWin-Winの関係を模索しつつ、自分の研究を遂行し、成果を世に問うという”成長のプロセス”によく当てはまります。

このドラッカーの「新しい現実」はボストン日本語学校のブックフェアーで古本として10セントで購入したものです(!!)。私が大学を卒業した平成元年(1989年)に書かれた本ですが、20年前に書かれた本とは思えません。上田 惇生 佐々木 実智男両氏の訳者あとがきにあるように:

これほど面白い本はない。面白いだけではない。目の前が急に開けたことを知る。


今まで20年間この本を読む機会がなかったこと少し後悔してしまいます。

参考エントリー:研究者が大学院で身につけるべき能力





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map-6青(オバマ)と赤(マケイン)の二色に塗り分けられた合衆国の地図を見て、赤(マケイン)が若干優勢?とか、3倍面積の大きいモンタナがニューヨークより大統領選に影響力あるかも?とあやまった印象を持つ場合があるかもしれません。



map-2しかし、それぞれの州の大きさを人口で補正すると青(オバマ)優勢や、ニューヨーク>モンタナであることが容易に理解できます (注:追記1)。このように、州や国の領土/領域を様々なパラメーターで補正し描き直したものをカートグラムまたはカルトグラム(Cartogram)と呼びます。参考:Michael T. Gastner and M. E. J. Newman (2004) Diffusion-based method for producing density equalizing maps Proc. Natl. Acad. Sci. USA 101, 7499-7504.


例えばここに、よく見る普通の世界地図があります。日本でよく見る世界地図のレイアウトと違って、ここでは、日本は東の端にある小さな島国として描かれていますが.....
normal3

科学研究で見たカートグラムでは、日本は東の大国となります。
map-jpg


さらに科学研究の伸びで見たカートグラムでは、日本、韓国、中国の存在が大きくなります。
growth

このほか収入、教育、職業、医療などの観点からの600以上のカートグラムをworldmapper.orgで見ることができます。

(注)追記1:Seitaさんが、コメントで指摘されていますように、”州単位のカートグラムを見ても誤った印象を得てしまう場合があります。” コメント欄のリンクより”郡単位のカートグラム”をご覧ください。

参考1:米国の報道が非常に偏っている件(報道に関するカートグラム)


参考2:The Atlas of the Real World
by Daniel Dorling, Mark Newman, Anna Barford
本地図




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九鬼 周造著「いき」の構造

「粋なお方」とは、今日風に言えば、さしずめ「クールなやつ」のことである.....
(宮川匡司)『ことし読む本いち押しガイド2000』


さて米国ではVirginia Postrelが「グラマー(glamour)」の構造を徹底的に研究しています。Postrelによれば「グラマー(glamour)」なのは決してハリウッド女優だけでなく、乗り物、建築物、風景、天体など非常に幅広いイメージをカバーする概念であるようです。

なによりVirginia Postrelのプレゼンテーションが”グラマー”です。彼女の米国版「いき」の構造を週末のひと時にご覧ください。




追記 (12/31):ニューヨークタイムズの12月31日記事「Glamour Still Rules, but With Fewer Debutantes」は社交界デビューする少女たちの”グラマー”な社交流儀Texas Dip(写真)を記事にしている。

1231NYTA



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ネイティブの記者の書いたBBCの記事に関する苦情のうちに、グラマー(英文法)に関するものがコンスタントにあるらしいのです。そこで、BBCのジャーナリスト数人に行ったグラマーのテストがこれです。2人(PresenterとCorrespondent)の会話に20個の文法の間違いを見つけ出すというもの。BBCジャーナリストの正解率は60%から95%とばらつきがあったそうです。かなり難しいですが試してみてください。


Presenter:The Transport Secretary, Ruth Kelly, said she is leaving her job - the second ministerial resignation in just over a week. Ms Kelly says it's a hard decision but her family are growing up and she wants to spend more time with her children. We'll be joined by her momentarily but first, our political correspondent, Nick Robinson, is here. Nick, is there more to this than meets the eye?

Correspondent: Ruth Kelly asked to leave the cabinet several months ago - so in a way, there's no surprises here. But what is odd is the way the news has been broken: in the early morning, before her conference speech. Between you and I, it looks like No 10 were trying to mitigate against a dramatic departure - in affect, putting out a spoiler.

Presenter: It had been rumoured that Ruth Kelly might be the leader of a mass resignation or at least, partner with one other minister - is that no longer a possibility?

Correspondent: You're right - one minister in particular, inferred to me that he would be off but has since changed his mind. While he'd be loath to admit it, the current financial crisis has effectively done the PM a favour. None of his other ministers are planning to try and move against his or her leader at such a crucial time and so no, I don't think he'll have to face up to a revolt. Meanwhile, he has one less opponent in the cabinet, so Mr Brown's position may even be stronger as a result of this, particularly if his speech receives fulsome praise.

Presenter: Is the subject of the leadership likely to receive less attention, then?

Correspondent: Well, I wouldn't go that far. Ministers sung from the same hymn sheet in public but behind the scenes at conference, it was a different story. There certainly are people who say Mr Brown's not the right man to lead Labour into the next general election - an assertion that No 10 refutes, of course. The public might be bored of speculation but the question of Gordon Brown's leadership is not likely to go away, given the enormity of the subject, no matter how many people are disinterested in it.



解答はこちら


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近況報告です。私のラボは今週、全米で最大のラボラトリービルディングであるThe Center for Life Science Boston (CLSB) に引っ越しをしました。同じ研究所の複数のラボで一つのフロアを占有しているのですが、フロアのプラニングから始めて2年以上かかりました。ラボとオフィスの引っ越しは実質2日で無事終了し、引っ越し祝いにラボでボストン美術館のカフェに出かけました。

CLSBではラボスペースは拡大し、より機能的なレイアウトになり、長年捨てられずにいた古い論文のコピー等の”記念の品々”も処分してオフィスもすっきりしました。次の数週間はラボの再起動で忙しくなりそうです。

CLBS
CLSB

新しいオフィス
CLSB_Office

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グローバリゼーションに対するリテラシーと心得に関するショート・プレゼンテーション”Shift Happens"&”Did You Know 2.0”を以前のエントリーでとりあげました:

世界を見る目が少しだけ変わる6分間:
... 2010年に最も必要とされる職業のトップ10は、2004年の時点では存在すらしていない。今私たちは、「今は発明すらされていないテクノロジー」を使って「今は問題であるということすら知りえない問題」を解決するための「今は存在すらしない職業」に向けて学生を教育しているのだ...



生きる力 2.0ーShift Happensー
問題が生じたときと同じ考え方をしていては、問題は解けない(なぜなら、その時の考えが通用しなかったから問題が生じたのであるから)
We can't solve problems by using the same kinds of thinking we used when we created them.



Shift Happens/Did You Know?の異なったバージョン(おそらく最新版?)をglumbertでみつけました。いくつかの新しい情報/表現もあり、週末に見る価値のある5分間のムービーです。




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世界で最もクリエイティブな人たちが集うクラブのひとつEdge Foundation, Inc。 今年の最初のエントリーでEdge FoundationのAnnual Question 2008を取り上げました。

”思想”がひとの考えを変えたとき、それを”哲学”という
”神”がひとの考えを変えたとき、それを”信仰”という
”事実”がひとの考えを変えたとき、それを”科学”という

あなたの考えが変わったとしたら、それはなぜですか?

When thinking changes your mind, that's philosophy.
When God changes your mind, that's faith.
When facts change your mind, that's science.

WHAT HAVE YOU CHANGED YOUR MIND ABOUT? WHY?

The Edge Annual Question ― 2008


edge世界で最もパワフルな思索者(high-powered thinkers)150人にAnnual Question 2008:”あなたの考えが変わったとしたら、それはなぜですか?(WHAT HAVE YOU CHANGED YOUR MIND ABOUT? WHY?)”と問いかけ、その語りを一冊の本にまとめたものが、2009年1月に出版されます。

150人の思索者は、ハーバードのサイコロジーの教授で「バイオレンスという神話」でとりあげたスティーブン・ピンカー、イギリスの動物行動学者で「利己的な遺伝子」で知られるリチャード・ドーキンス、サブプライム危機を予測した本Black Swan」を著した数学者のナシーム・タレブなどそうそうたる顔ぶれ。

来年の1月6日が待ち遠しい。”感想や書評は後ほど....”(しかし、1月はグラントの締め切り前でかなり忙しいかもしれません...)




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アイデアがバイラス感染のように広がる社会現象を描いた「 The Tipping Point: How Little Things Can Make a Big Difference」や、直感や第六感の重要性についての「 Blink: The Power of Thinking Without Thinking」で有名なベストセラー作家のマルコム グラッドウェル(Malcolm Gradwell)の待望の新刊「 Outliers: The Story of Success」が11月18日に発売になります。

(追記)Outliers(外れ値)とは

分布の中心から極端に外れた値をいう。 慣習的には、中心から標準偏差3つ分以上離れた値を外れ値とすることが多い.....外れ値の存在は分析対象に別の分布を持つ集団が混入している可能性や本当に例外的な事象が生起した....(立川察理氏の医学統計学ノートより)



本アマゾンでの紹介文によると「Outliers: the story of success」でグラッドウェルは、モーツワルトからビルゲーツに至まで多くの”天才”にみられる著しく高い”天才的”パフォーマンスが生み出されるにいたるメカニズムの謎、とくに外的要因("...culture, circumstance, timing, birth and luck...”)の重要性を解き明かすようです。

グラッドウェルは”マーケティング”の非常に上手い作家で、前二作のベストセラーでも、誰も知らなかった新しい社会現象を描いたわけではなく、多くの人が漠然と受け入れていたような現象に”Tipping Point”や ”Blink”というキャッチーな名前をつけ、うまくコンセプトとしてまとめあげた感があります。やはり、本質をつくようなネーミングが彼の強みでしょう。私はグラッドウェルの語り口が好きなので”Outliers”を楽しみにしています。早速オーディオブックを予約しました。”感想や書評は後ほど....”


参考:マルコム グラッドウェルのニューヨークタイムズのコラム「Open Secret」に関するエントリー<http://harvardmedblog.blog90.fc2.com/blog-entry-74.html>



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ニューヨークタイムズに掲載される報道写真の芸術性の高さにはいつも感心させられますが、Jun Seitaさんに、私の地元ボストングローブ(Boston.com)にも、すごいフォトブログThe Big Pictureがあることを教えられました(灯台下暗しですね)。

The Big Pictureは文字通りブラウザーからはみ出す程に大きな高品質の写真で、知的好奇心を刺激する世界の出来事のストーリーを語っています。是非とも一度ご覧ください。The Big Pictureはこちらから。



テーマ:アート - ジャンル:学問・文化・芸術

ブリュッセルで24時間空き時間があったので、どうしようかといろいろ相談していたところ、パリまでタリス(Thalys)という列車で1時間20分で行けることが判明。早速タリスに乗り込み、ルーブル美術館をめざしました。列車内はワイヤレスインターネットと軽食がフリーで非常に快適でした。

ブリュッセルの街角
BR


2時間以内で
パリ、ルーブル美術館
Paris


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ブリュッセルで開催されたECの主催する”トランスレーショナルリサーチに関する重点研究分野”のシンポジウムに参加してきました。レセプションやディナーの席でEC諸国のPIやシニアサイエンティストの方々とアカデミアやグラントのシステムについて意見を交換する機会がありましたので、その中で気に付いたことをメモとして記しておきます。

まず、大まかに言って、研究費は研究者が自らの研究テーマで応募する各国政府からのものと、ECが特定のテーマのプログラム(例えば今回のRIGHTはRNA干渉を利用した疾患治療に向けた研究)に沿って横断的に巨額の資金を配分するものがあるそうです。

ECのプログラムプロジェクトは国境を超えた共同研究になるり、研究申請書の内容だけでなく、むしろ、トラックレコード(論文)や人とのネットワークが重要になるそうです。ECのプログラムプロジェクトは額が大きく、採択されれば研究を一気に進めることができる大きな可能性を持ちます。しかし、多くのプログラムプロジェクトは更新されることなく、評価に関わりなく数年で終わる打ち上げ花火的な性格のものが多いのが大きな問題。このRIGHTも成果を上げているにも関わらず4年で終了し、次のプログラムのテーマは全く別の、神経変成疾患の病態解明と治療に関するものになることが決定しています。

多くの研究者が研究費の少なさと、人材の流動性の低さを問題視していました。米国のシステムと違い、PIとスタッフのサラリーは大学/研究所から支払われるので、グラントが切れても失業する可能性は低いようで、研究者は基本的には安定した職業ですが、その分自由度や流動性は低くなるようです。しかし、これらを問題視しつつも、その中で自分のできることをやって行くという姿勢であり、米国のような過度の競争的研究資金導入による研究者のキャリアの極端な流動化や潜在的不安定化には懸念を示すひとが多いようです。

私の印象では、ECはある程度流動性は高めつつも安定した独自のある程度安定したシステムを目指しており、それに満足できない研究者は米国に行って過度の競争にさらされれば良いという、米国とは同化しない、相補的な研究環境を目指しているように感じられました。


テーマ:研究者の生活 - ジャンル:学問・文化・芸術

BioInfoDesignの村磯さんの招請でキャリアプランニングプログラム2008@ボストンで、「研究者が仕事をする上で知っておくべき10の原則」という講演をさせていただきました。「10の原則」は実験医学のプロフェッショナル根性論の最終回でとりあげた「研究者の成長のプロセスへの10のステップ」がもとになっています。会場で約束しましたようにサマリーのせておきます。

-研究者が仕事をする上で知っておくべき10の原則-

1. 興味を持てる分野を発見する
「好き」よりも「強い」を優先しましょう。自分で自分の強みはわかりにくいものなので、推薦状の開示、論文やグラントのレビューなどの機会を生かして、人に自分の強みを指摘してもらうのがよいでしょう。「したいこと」よりも「すべきこと」と「できること」から始めましょう。

2. 最初は自分で学ぶ

ネットのおかげで10年前と比較して、情報を得ることは格段に容易になりましたが、10年前も今も全く変わらないことは、一日が24時間しかないということです。クリティカルに重要なことは、自分で学ぶための時間を確保する時間管理術です。しかしながらこの数年の間に私自身さまざまな方法やツールを試しましたが、ほとんどを使いこなすことができませんでした。唯一今も実践していることが、ブライアン トレーシーの「カエルを食べてしまえ! 」で学んだ方法です。これは人の評価の80%は、その人の業績のトップ20%で決まるという「20/80ルール」に則り、自分の業績のトップ20%に関する仕事に時間を最大限割り当てる方法です。「(それがどんなに取っ付きにくいこと[=見にくいカエル]であっても)最も大切なことから初めて、時間が続くかぎりひたすらそれをやる。終わったら2番目に大切なことにとりかかる」というシンプルな方法です。

3. 師匠をもつ
大学院以上の高等教育においては、本当に重要な学びは今でも、師匠:弟子という非常に個人的なレベルでおこります。よって研究者は自分の師匠を持つことが必要。そして、弟子の使命とは、いずれ師匠を超えることではなく、師匠とは違ったアングルで、師匠以上のインパクトを世の中に与えるまでにいつの日にか成長することです。

4. 現場で恥をかく
教育やトレーニングはあくまでもゆりかごです。ゆりかごから出て現場で働くと、酷い目に遭い恥をかくことがあるかもしれません(きっとあるでしょう)。しかし問題は恥をかくことではなく、恥をかくことを恐れて現場に出られなくなることです。いずれ皆一度は恥をかくのですから、できるだけ早く現場に出て若いうちに十分に恥をかきましょう。

5. 失敗を恐れつつも、挑戦する
「失敗を恐れずに挑戦する」ことは無知で若いうちはできるかもしれませんが、大人に必要なのは「失敗を恐れつつも挑戦する」ことです。John McCain曰く

勇気とは恐怖を感じないということではない。勇気とは恐怖を目の前にしてなお行動できることだ。(Courage is not the absence of fear, but the capacity to act despite fears)

そして

勇気ある選択をしたほうが、長期的には遥かによい結果をもたらす(In the long run, you're far better off taking the courageous path.)



6. 自分の世界で一番になる

ポジションが人をつくります。お山の大将になり、リーダーとしての風格を身につけましょう。

7. 研究者としての自信を付ける
お山の大将になったら、成功者としての自信をつけましょう(これはいずれ打ち砕かれるのですが)。人生を振り返り、今までの出来事をあたかもこの成功のためにあったかのようにつなぎあわせ、サクセスストーリーをつくりましょう(スティーブ ジョブスの言うConnecting the Dotsのように)。そのサクセスストーリーを自分をプロモートするために使いましょう。

8. 井の中の蛙であったことに気づき、打ちのめされる
サクセスストーリーを語っていた自信過剰の「私」はいつかは打ちのめされる運命にあります。一度はどん底(後から考えればあまり深くないことが多いと思いますが)を経験する運命にあります。しかし、きっとどん底から這い上がることができます。どん底から這い上がる過程で価値観が大きく変わるかもしれません。人生の大きな目標は変わらなくとも、アプローチは変わるかもしれません。どん底から這い上がるきっかけは「メンターのアドバイス」「仲間や家族の助け」「本の中の言葉」「体を鍛え、内因性エンドルフィン分泌量をあげる肉体改造」などから得られるはずです。

9. 全てを知ることはできないことを理解する
傲慢さは、どん底から這い上がる過程で、謙虚さというエレメントを身につけます。

10. それでも、自分の見識を披露する(謙虚ではあるが臆病ではない)

自分の作品や研究は、周りとの関係(評価、協調、影響など)においてのみ存在し、意味や価値を見いだされるということを常に念頭に置き、謙虚ではあるが臆病ではない、高いクオリティーやオリジナリティーを追求するが完璧主義者ではないという現実的な姿勢を貫きましょう。

以上、講演の要旨です。馬場尚子さま、司会ありがとうございました。会場の皆様、活発なご討議ありがとうございました。村磯さん、ご苦労さまでした。

参考エントリー:エキスパート/プロフェッショナルへの道(2007年3月16日)

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プロフィール

Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:三重大学医学部・分子病態学講座教授 10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務後, ボストンへ研究留学し、ハーバード大学医学部・准教授としてラボ運営に奮闘する. 2011年に帰国、大阪府立成人病センター麻酔科・副部長をつとめ、臨床麻酔のできる基礎医学研究者を自称する. 専門は免疫学・細胞接着. また研究者のキャリアやスキルに関する著書に「プロフェッショナル根性・研究者の仕事術」「ハーバードでも通用した研究者の英語術」(羊土社)がある. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

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