アル・ゴア副大統領の首席スピーチライターを努めたのち、フリーエージェントとなった
ダニエル・ピンク氏は
企業に雇われない「個の独立した自由な職業スタイル=フリーエージェント」を提唱している。彼は「ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 」「フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか」などの著書で知られる。転職・キャリアのためのPODCAST「
Fコミュ」にダニエル・ピンク氏の「フリーエージェント社会の到来」に関する30分程度の英語の講演(日本語講演要旨付き)が
アップロードされていたので聴いてみた。よくまとまっていて面白かった。
まず、「フリーエージェント」は日本でいう「フリーランス」に近く、日本語の「フリーター」と混同してはならない。「フリーエージェント」は英語の「Organization man」・日本語の「サラリーマン」の対局概念である。
講演要旨の見出しは以下のとおり:
■ ホワイトハウスからフリーエージェントへ
■ カリフォルニアでの定職者はたったの3分の1
■ 才能と機会が取引される雇用形態
■ 縦型から横型へ変化した忠誠心
■ フリーエージェントに保障なし?
■ フリーエージェントになる理由
■ 見返りなしでも会社にとどまる?
■ フリーエージェントの成功とは?
とくに興味深かった点は「フリーエージェントに保障なし?」である:
フリーエージェントには”Job Security”がないと考えられがちであるが、大企業に比べて本当に”より不安定”なのであろうか。大企業に雇用されていても、常に倒産・合併・リストラの危険にされされている。大企業にも”Job Security”があるとは限らない。ピンク氏はフリーエージェントとして、ビジネスの相手と顧客をMutual Fundのように”
Diversification"させることのほうがはるかにリスクが低いと語っている。
フリーエージェントのメリットは”Job Security”が自分でマネージできることからくる個人のaccountability & authenticityであるとしている。
”Job
Security”については、ピンク氏以外にも現在までに多くのひとが、多くを語っているが、50年以上前の
ヘレン・ケラーの言葉には含蓄がある。
Security is mostly superstition. It does not exist
in nature, nor do the children of men
as a whole experience it.
Avoiding danger is no safer in the long run than
outright exposure.
Life is either a daring adventure
or nothing.
-Helen Keller, The Open Door, 1957-