アカデミック・キャリアパスで研究者が切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
WikinomicsWikinomics: How Mass Collaboration Changes Everything」はマス・コラボレーションとオープンソース・ビジネスモデルの大きな可能性についての現時点でのまとめである。Wikinomicsの例としてとりあげられているものには:
・Linux
・Wikipedia
・MySpace
・YouTube
・Flickr
・Human Genome Project
などがある。


この中ではFlickrを「写真をベースにした社交の場で、多くの綺麗で面白い写真がながめられて楽しいな」くらいのものととらえていた。しかし、Blaise Aguera y Arcasの開発したインタラクティブ3DスペースクリエイションソフトPhotosynthを見て、私がいかにFlickrのポテンシャルを過小評価していたか思い知らされた。

マイクロソフトのPhotosynthのデモ


(私の理解では)PhotosynthはFlickrで共有されている風景写真のデジタル情報をもとに(衛星からの情報などなしに)地上のあらゆる構造物を3次元(インタラクティブ3Dスペース)に再構築でき、さらにWeb上の個々の風景写真とそのインタラクティブ3Dスペースとをハイパーリンクでつなぐことができる。たとえば、自分の撮った1枚の金閣寺の写真をクリックすればCollective Intelligenceである立体のバーチャル金閣寺につながり、マウスで操作してあらゆる角度から金閣寺をながめることができる。

同様のコンセプトを巨大なバイオメディカルの業績の集積 (Collective Intelligence) であるPubMedにも応用できないだろうか? 論文の画像を集めてて3次元に再構成するレベルのことを提案しているのではない。論文の情報を関連づけそれを3次元の意味のある形に投影できないだろうか。現在でもPubMedは関連した論文を自動的に表示するが、感覚的には1次元である。今は「3次元PubMed」をうまく言葉にできないが.....すごい可能性があると思う。

関連エントリー:
Pubmedを賢くする
<http://harvardmedblog.blog90.fc2.com/blog-entry-85.html>

少し時間のある方はBlaise Aguera y ArcasのTED Talkでのプレゼンテーション(約9分)もご覧下さい。

Blaise Aguera y ArcasのTED Talkでのプレゼンテーション



テーマ:映像・アニメーション - ジャンル:学問・文化・芸術

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プロフィール

Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務. その後, Harvard 大学医学部への研究留学を期に, 非常に迷った末に医局を離れBoston で独立することに挑戦し, 現在ラボ運営に奮闘する.「実験医学」 に”プロフェッショナル根性論”を執筆. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

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