アカデミック・キャリアパスで研究者が切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
"世界を見る目が少しだけ変わる6分間"で紹介した'Shift Happens'のスライド版がWorld's Best Presentationに選ばれた。

OUTSTANDING!!!




Results of the World's Best Presentation Contest
http://www.slideshare.net/contests/contest-details

テーマ:教育 - ジャンル:学校・教育

このパワーポイントスライドを見てどう感じただろうか。

1.非常に良くまとまっている。
2.わかりやすい。
3.もうすこし情報を少なくした方がよい。
4.上記のどれでもない。


PPT.jpg




元ヤフーのマーケッティングディレクターSeth Godinのブログで、このスライドは


Worst powerpoint slide ever used by a CEO



として、取り上げられている。

なんと私はこのスライドは少し'Busy'だが、'Worst'とは感じなかった。シグナル伝達のトークではこの程度のスライドはよくお目にかかる。1-3と答えたひとは私と同じ研究者タイプ、Sethと同様に'Worst'と感じた人はビジネスパーソンタイプではなかろうか。

「不必要な詳細を抑制し、ただ一つのメッセージ(印象)を非専門家にクリアに伝えなければならない」というプレッシャーがBusiness presentationではScientific presentationに比べて遙かに強い。Scientific presentationではAudienceが専門家の集団であることが多く、また細部に本質が宿ると信じられている場合が多い。(私も細部にこだわるのが大好きだし、自分が大好きな細部を人に伝えたいオタクである。)

しかし、”専門バカ”の罠にはまらず、自分の仕事を大きなコンテクストに置くためには、サイエンスコミュニケーションのエントリーで書いたように「Technical detailsを抑え、ストーリーを語る」技術をBusiness presentationから学ぶ必要がある。

PS: 今週から2週間でイタリアと阿蘇を回ります。イタリアでは脳科学・神経保護の学会Brescia Anesthesia Intensive Care Neuroscienceで「敗血症」について講演し、阿蘇Aso International Meetingでは「細胞接着」について話します。

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Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務. その後, Harvard 大学医学部への研究留学を期に, 非常に迷った末に医局を離れBoston で独立することに挑戦し, 現在ラボ運営に奮闘する.「実験医学」 に”プロフェッショナル根性論”を執筆. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

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