スキルアップをして、自分の可能性の選択肢を広げていくことが一般的には良いキャリアビルディングであるように思われている。しかしこれとは全く逆に、エキスパート/プロフェッショナルへの道を歩むには、数多くの選択肢を捨て1つに絞ることが要求される。
アスピレーション株式会社の
ポドキャスティング「ビジネス書を耳で読む」で紹介された大久保幸夫著「ビジネス・プロフェッショナル―「プロ」として生きるための10話」によると、エキスパート/プロフェッショナルになるための重要なファクターに、スポーツ選手のように若いうちに「腹を決めて」他の職業の選択肢を絶ち、つぶしのきかない背水の陣の状態に自分を追い込むことがある。
「職業」,「就職先」,「大学」,「研究室」,「留学先」,「研究テーマ」,「研究手法」など人は様々な選択をしなければならない。ネットや人づてに多くの情報が比較的簡単に得られるので、それぞれの選択肢を多角的に検討することは難しくない。しかし、将来の可能性を確実に予想することは出来ないので、たった一つのBest Choiceを合理的・客観的に導き出すことは出来ない。100% Failure-proof choiceは存在しない。最後は自分が主観的に決定しなければならない。

可能性や選択肢が数多くあるという状態では、余裕を感じ精神衛生上良いかもしれないが、エキスパート/プロフェッショナルの道をめざすなら早い時点で「腹を決め」なければならない。
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