アカデミック・キャリアパスで研究者が切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
National Public Radioの This I Believeというラジオプログラムが密かな人気である。これは日本の「青年の主張」を想像していただくとわかりやすいが、年齢・性別・人種・社会的ステイタスを問わずリスナーが自分の主張を短いエッセイにして応募し、選ばれればラジオの電波にのせて、自分が読むエッセイが全米に流れるという何のひねりもない非常にストレートな番組である。トリッキーなところがないだけに、メッセージがとても力強い。

スピーチは5分程度であり、mp3 fileがポドキャストとしてダウンロードできる。また、ウエブでトランスクリプトも手にはいるので英語の勉強の教材としても適している。研究者の英語力向上の目的はまさに自分の主張を伝えることであるので、CNNニュースや一般の英会話番組よりすっと適していると思う。また表現や内容がとてもよく、2回に1回は感動する。

一般の人のエッセイに混じって、政治家、芸術家、起業家、科学者もエッセイを読んでいる。私のおすすめは、 パウエル元国務長官の「The America I Believe In」だ。両親がジャマイカからの移民であるパウエル氏が、移民を幅広く受け入れてきたアメリカに対する愛国心をノスタルジーをこめて語っている。その一節を紹介すると:

“I believe that our greatest strength in dealing with the world is the openness of our society and the welcoming nature of our people. A good stay in our country is the best public diplomacy tool we have.”
ーGeneral Colin Luther Powellー

また、最後の一節のブラジルからの交換留学生がシカゴのレストランで遭遇した出来事もこころが暖まる。

This I Believe は英語を勉強しながら、心も満たされる。ぜひお試しあれ。



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テーマ:研究者の生活 - ジャンル:学問・文化・芸術

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Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務. その後, Harvard 大学医学部への研究留学を期に, 非常に迷った末に医局を離れBoston で独立することに挑戦し, 現在ラボ運営に奮闘する.「実験医学」 に”プロフェッショナル根性論”を執筆中.

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