ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
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ポスドクのジョブインタビューで、非英語圏から特にアジアからの候補者は文化的な違いも影響し、Shyであるとか積極性に欠けるというようなマイナスの印象を与えてしまう行動をしばしば見かけるので、そのひとつを参考に紹介する。

典型的なポスドクのジョブインタビューの1日は次のようなスケジュールである。

10:00―研究室に到着、アシスタント(秘書)が候補者をPI (Tom) のオフィスに案内
10:00―11:00 Tom と1対1で面談 (インタビュー
11:00―11:30 PIが候補者をラボに案内し、研究室でポスドクKenと面談
11:30―12:00 Kenが候補者をセミナー室に案内。プレゼンテーションの準備
12:00―13:00 ラボメンバーの前でプレゼンテーションと質疑応答
13:00―14:00 ポスドクJeoとカフェテリアで昼食を取りつつ歓談
14:00―14:30 ラボに戻り、 Tom のコラボレーターTakaと面談
14:30―15:00 ラボで、大学院生Simoneと面談
15:00―15:30 ラボで、テクニシャンMingと面談
15:30―16:00 ポスドクThomasがカフェでコーヒーを飲みながら面談
16:00―16:30 ラボに戻り、ポスドクMaryと面談
16:30―17:00 Maryが候補者をTom のオフィスに案内し、そこでTomと締め括りの面談 (Wrap-up)


ジョブインタビューの結果は Wrap-upで知らされることもあるが、たいていは後日にEメールで通知される。

この中でもプレゼンテーション (ジョブトーク) は最も大きなウエートを持つジョブインタビューのクライマックスである。プレゼンテーションはたいてい小さなセミナー室で、インフォーマルな形式で机を囲み10人程度の聴衆に対してパワーポイントで行うことが多い。ここでは研究内容ももちろん大切であるが、プレゼンテーションの仕方が、その候補者の応募先のラボに対する情熱やコミットメントを印象づける重要な要素である。

そして犯してはならない重要なミスは、聴衆が机を囲み座っているからといって、自分も座ったままプレゼンテーションしては絶対にならないとういうことである。今まで座ったままプレゼンテーションした候補者を数人見たが、誰もジョブをオファーされていない。

プレゼンテーションとは情熱とコミットメントを示すところである。座っていてはそれらは滅多に伝わらない。さらに、10時から17時まで候補者はずっと評価されていることを忘れてはならない。情熱とコミットメントをボディーランゲージで示すことな簡単ではないが、少なくともそれらを示そうとする努力と誠意は必ず伝わり、相手にも自分にもポジティブなインパクトを与えるはずだ。

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プロフィール

Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:三重大学医学部・分子病態学講座教授 10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務後, ボストンへ研究留学し、ハーバード大学医学部・准教授としてラボ運営に奮闘する. 2011年に帰国、大阪府立成人病センター麻酔科・副部長をつとめ、臨床麻酔のできる基礎医学研究者を自称する. 専門は免疫学・細胞接着. また研究者のキャリアやスキルに関する著書に「プロフェッショナル根性・研究者の仕事術」「ハーバードでも通用した研究者の英語術」(羊土社)がある. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

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