ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
Yahoo の元副社長(VP of Direct Marketing)でマーケティングのカリスマであるセス・ゴーディン(Seth Godin)は、ズーム [Zoom] の提唱者でもある (1/28のエントリー参照)。彼のマーケティング論はビジネスパーソンのみならず理系研究者のキャリア・パス形成にも応用できる。彼のメディアとブログに関する最新刊「Everyone is an Expert (about something)」(Amazon.comで$9.99、約¥1,200) がセスのサイトから無料でダウンローできる。英語であるが、絵入りで32ページと短く1日で読める。
(http://sethgodin.typepad.com/seths_blog/2007/02/please_dont_buy.html)

Seth Godin要旨は:
#1. 「small is the new big」で述べているように、インターネットとブログの出現により、巨大であること(巨大企業、そして私見では巨大医局、巨大研究室も)の優位性は消滅し始めている。 個人または小さい組織であることが今後は有利になる。

#2. インターネットのサーチエンジンで人が探しているのは情報ではなく、meaning (= what makes sense to you)である。

#3. Meaningへの“道しるべ”としてレンズ[Lense]という概念を提唱し、かれのサイトsquidoo.comで個人がexpertとなり発信できるページ[Lense]を誰でも開設できる。


理系研究者にとっても#1を認識することは非常に大切で、いったん大学や研究所で常勤の職に就けば、上司に従い、その組織内での昇進のみに集中していればよい時代は完全に終わってしまった。組織での経験が長いひとにとっては、個人でのキャリア形成の必要性を認識することはストレスであるが、セスの言葉は刺激的かつ個人を勇気づけてくれるので、ぜひご一読を。


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Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:三重大学医学部・分子病態学講座教授 10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務後, ボストンへ研究留学し、ハーバード大学医学部・准教授としてラボ運営に奮闘する. 2011年に帰国、大阪府立成人病センター麻酔科・副部長をつとめ、臨床麻酔のできる基礎医学研究者を自称する. 専門は免疫学・細胞接着. また研究者のキャリアやスキルに関する著書に「プロフェッショナル根性・研究者の仕事術」「ハーバードでも通用した研究者の英語術」(羊土社)がある. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

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