ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
あなたが、自分のボスまたは部下と実験データ、プロジェクトの進行状況、プロモーションなどを一時間話し合うミーティングがあれば、前もっていくつの事項を話し合う準備をするだろうか。

Seth Godinは「 Just one more thing? 」で問う。(http://sethgodin.typepad.com/seths_blog/2007/01/just_one_more_t.html

最近わたしが、ポスドクとのミーティングでとくにこころがけている事は、一回のミーティングでは指示は極力ひとつだけにしようということである。データが非常によければつい興奮して、いくつも実験を要求してしまう。また、データが悪ければすぐに挽回しなければと思い、また多くの実験を要求してしまう。しかし、それらがすべて実行されることはほとんどない。

また、ポスドクの方からすれば私のオフィスに頻回に質問にくるのは遠慮しているのかもしれないが、多くの場合は、2つ以上の質問や要求を一度にする。

セミナーで一度に二つ質問するひとがいるが、往々にして演者はまず2番目の質問に答え、答え終わったあとには1番目の質問が何だったか思い出せないでいる。

Chip Heath & Dan Heathの「 Made to Stick: Why Some Idea Survive and Others Die」を読んでいるが、そのなかで「3つの事を言えば、何も言っていないのと同じである。」というフレーズがある。

どんなに忙しい世の中でも、長い目で見て最も効率的なのは、「一度にひとつのこと」だと思う。
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プロフィール

Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:三重大学医学部・分子病態学講座教授 10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務後, ボストンへ研究留学し、ハーバード大学医学部・准教授としてラボ運営に奮闘する. 2011年に帰国、大阪府立成人病センター麻酔科・副部長をつとめ、臨床麻酔のできる基礎医学研究者を自称する. 専門は免疫学・細胞接着. また研究者のキャリアやスキルに関する著書に「プロフェッショナル根性・研究者の仕事術」「ハーバードでも通用した研究者の英語術」(羊土社)がある. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

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