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ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。
顧客からMy Starbucks Ideaに寄せられたスターバックスをより良くするためのアイデアのトップスリーは

1:Punch card system(ポイントカード、ポイントがたまればフリードリング)”現在検討中”
2:Free Wi-Fi(フリーワイヤレスインターネット)”Coming soon"
3:Birthday Brew(誕生日にはフリードリンクを)"......."

My Starbucks Ideaは顧客が意見を交換しディスカッションできるフォーラムになっていて、スターバックスらしいクリーンでフレンドリーなイメージをかもしだしています。スターバックスでしばしば物書きをする私としては、Free Wi-Fiが是非欲しいと思っていました。(ハーバード大医学部ボストン小児病院前にあるスターバックスは大学のフリーワイヤレスインターネットにアクセスできるのですが...)

関連エントリー:思索の場所2:スターバックスでの勉強はどうしてはかどるか


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もし余命1ヶ月と宣告されたとしたら、最後の大学の講義で何を私は語るでしょうか....

これは実際に膵臓がんで余命1ヶ月と宣告されたカーネギーメロン大の若手教授がOPRAH (TV show)で行った講義の記録です。彼の力強さに感銘を受けます。



追記(4/8)
コメント欄にs-yamaneさんよりRandy Pausch博士に関するリソースへのリンク情報をいただきました。

追記(07/26/2008)
2008年7月25日早朝、Randy Pausch博士永眠される。

National Public Radio: Remembering Randy Pausch's Last Lecture

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Randolph Frederick Pausch (October 23, 1960 – July 25, 2008)


サンケイ新聞【断 中村文則】過剰なサービスより

どうして飲食店では、客の食べ終えたばかりの食器をすぐ下げようとするのだろう。
   正直、気分が悪くなる。居酒屋なら次々料理が来るのでわかるが、ファミレスなどですぐ下げようとするのはなぜだろう。しかも大抵の店員が、こちらの会話が弾んでいることにも構わずに、会話に割り込んで「お下げしてもよろしいですか?」と聞いてくる。大体、下げて欲しければ自分達で店員を呼ぶ。余計なお節介(せっかい)だし、はっきり言って邪魔である。まるで「帰れ」と言われているようで、混(こ)んでいたならわかるが、空いている店だと意味がわからない。「あなたの店にはそんなに食器が足りないのか」と思ってしまう。


おそらく問題は”過剰な”サービスではなく、”柔軟性のない画一的な”サービスでしょう。皿を早くさげることはお客に気持ちよく食べてもらうことを意図しているので悪いことではありません。問題は「食べ終えた皿はできるだけすぐに下げる」というマニュアルに杓子定規に従うあまり、客の会話を遮って皿をさげたことでしょう。個々の状況に応じて(察して)マニュアルを現場では柔軟に運用できる接客のスキルが欲しいところですが、そういうスキルの教育はコストがかかり、またそんなスキルをもった人材はレアーでしょう。ですから、ファミレスにそうゆうサービスを期待するのが適切かどうかという別の問題も出てくるでしょう。

なぜ米国のレストランでは皿を早く片付けるのか?」で書きましたが、米国での研究では皿を早くさげることは、客の食欲亢進につながり、より多くのお金をおとすことになるので、もしチップの制度があるのなら、この店員の行為は経済的インセンティブに従っていると考えられます。ただし、客が不快な思いをしているのなら、多くのチップは期待できませんが....



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で4分20秒間自動的に前進します(BGMつき)。

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血管新生の世界的権威でパイオニアであるジュダ・フォークマン博士(Dr. Judah Folkman)が昨日突然お亡くなりになられました。74歳でした。フォークマン博士は癌の成長と転移に栄養供給ルートとしての腫瘍血管が重要な役割をはたし、腫瘍血管新生を癌治療の新たな標的として見いだした業績で有名であり、ハーバード大学医学部内だけでなく、おそらく全米で最も著名なphysician- scientistのひとりでありました。ボストン小児病院で毎週ある血管生物学セミナーで最近までお元気なお姿をみかけておりましたので、非常に驚いております。ご冥福をお祈りいたします。

Folkman, Cancer Research Pioneer, Dies at 74

Dr. Judah Folkman, a cancer researcher known for his groundbreaking work on angiogenesis, has died at the age of 74. Angiogenesis involved cutting off the blood supply to cancer cells. Folkman's work cured the disease in mice, and though it didn't succeed in humans, it did spur new cancer treatments.

同名エントリーが(#173)が削除されたので再掲載
サンケイニュースの【断 久坂部羊】電車を勉強部屋にする小学生より:

電車の中で化粧をする女性が昨今、批判されている。しかし、先日もっとすごいものを見た。小学校の高学年とおぼしき少年が、地下鉄の中で勉強に没頭していたのである。鞄(かばん)を横の座席に置き、その上にジャンパーをのせ、筆箱などの勉強道具一式を周囲に配置して、膝(ひざ)に問題集を広げている。座席を1・5人分占領したその空間は、驚くほどプライベートな感じだった。近くには立っている老人もいたが、少年は気にも留めるようすもない。....もし、あの少年が医師を目指しているならと考えて、背筋が寒くなった.....勉強するのは自由だが、その前にまず学ぶことがあるだろう....



通勤で満員の電車のなかで”座席を1・5人分占領”する子供に対する不快感は、その場にいたものにしか完全には理解できないであろうから、”電車を勉強部屋にする小学生”を批判することも100%わかります。ここではバランスをとるためにあえて違った考えを.

まず、私自身学生のときは電車の中で国家試験の勉強をよくしました。一つ電車を遅らせて座って勉強できるようにしたこともあります(座席を1・5人分占領することは、おそらくなかったと思いますが)。約1時間あまりの通学でしたが、非常に集中できました。そんな中で時間を有効に使う方法や、短時間で集中して勉強する方法を養ったように思います。

0.5人分よけいに座席を占拠したことはその小学生に落ち度があるとして、「こいつよく勉強しているな。末は博士か大臣かな。俺も若いときはこれくらい勉強したな。まあ、体に気をつけてがんばれよ」と、やせ我慢して子供を応援できる”おとな”でいたいと思います。

おそらく、やせ我慢もできないぐらいに”おとな”を疲弊させる、システムに問題があるのでしょうが....


センチメンタルではありますが追悼の意を表さていただきます.

政治家とは命をかける職であることを思い出させていただきました.

Charismatic, striking and a canny political operator...”
       –Obituaries, the New York Times


canny |ˈkanē|
adjective ( -nier , -niest )
1. having or showing shrewdness and good judgment, esp. in money or business matters : canny shoppers came early for a bargain.
2. Scottish & N. English pleasant; nice : she's a canny lass.



YouTube, slideshareで故人を思い出すのも、Web2.0での追悼の方法のひとつのように感じます。
(自動では始まらないときにはで進めてください)





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週末のひと時をノスタルジーに浸りたくて、アディエマスが演奏するNHKの「世紀を越えて」のテーマソングをTouTubeで見つけ出しました。アメリカに来た頃ケンブリッジの韓国ビデオ店でこの番組を毎週借りていました。歌詞は架空の言語「アディエマス語」だということを最近になって知りました。



また、ニコニコ動画で非常によくできた「世紀を越えて」のMADムービーも見つけました。


週末はボストンは雪のようですが、何かちょっとしたよいことがありますように....

(12/15追記)
トラックバックを頂いたpotasiumchさんの日記にも、NHKスペシャルの懐かしい映像が紹介されています。

potasiumchの日記”[メモ]映像の世紀・人体・世紀を超えて”




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人や物を褒めるときに大切なことは:
1)言葉を惜しみなく
2)照れることなく情熱的に
3)そして、具体的なポイントをあげる
などでしょうか。その気になれば、30円のボールペンでもここまで褒めることができるという例が、英国のAmazonのカスターマーレビューにありました (セスのブログより)。明らかにほめ殺し&悪ふざけですが.....

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ハーバード大学分子生物学部の昨年 (2006) のPrather記念講演は、米国のアカデミックセレブリティの一人であるUCLA地理学教授Jared Diamond博士が「文明」について人類生態学的観点から考察するという分子生物学部としては非常にユニークなものであった。

Diamond博士は、ハーバード大学で生物学を学び、ケンブリッジ大学で生理学で博士号を習得後、研究領域を人類生態学と広げ、UCLA生理学教授を経て、現在は同校地理学教授である。作家としても有名であり、1998年に「Guns, Germs, and Steel (邦題: 銃・病原菌・鉄)」でピュリッツァー賞を受賞している。「Guns, Germs, and Steel」はニューヨークタイムズベストセラーに100週間以上ランクインしている。2005年に出版した「Collapse(邦題:文明崩壊)」もまたベストセラーである。

ハーバード大学での講演では、文明の「多様化」「崩壊」「繁栄への条件」をテーマに3日におよび講演をおこなった。講演は大盛況であり、のべ3000人近い聴衆を集め、講堂に入れない2000人以上の人々にもモニターを通じて放映された 。

Diamond博士によると、文明の「多様化」は民族的背景よりもはるかに強く環境的要因に影響を受ける。文明が多様化し繁栄すると、それにともない環境破壊が進み、これが文明「崩壊」の契機となる。「崩壊の契機」に直面したときに、文明が巻き返して「繁栄」していくか、そのまま「崩壊」に向かうかは、社会の核となる価値観(Core value)を再評価し、選択的に書き換えることのできる危機管理能力にかかっている。危機管理の失敗例としのイースター島の文明崩壊と、成功例としての江戸時代の日本の文明繁栄の比較は非常に興味深い。

・失敗例「イースター島」
イースター島はかって森林に覆われた緑の島であったが、文明の繁栄に伴い木材を大量に消費した。森林を伐採し、住居、漁ための船、またモアイ像建設のためのそりに木材を使用した。無計画な伐採は森林を完全に破壊し、最後の一本の木が切り倒された後間もなく、森林破壊 (deforestation) を契機とした食糧難は頂点に達し、餓えた人々による無惨な内戦状態を経てイースター島文明は消滅したと考えられる。

・成功例「江戸時代の日本」
イースター島同様、江戸時代の日本は住宅とくに各地での城の建造ラッシュにより木材需要は急激に増加し、徳川幕府は森林破壊の危機に直面していた。しかし、イースター島文明と違い、徳川幕府は迅速にトップダウンで対応し大幅な森林伐採の規制による需要の抑制と、当時世界で初めての植林による供給の増加をはかり、文明崩壊の危機を未然に回避することに成功した。

Diamond博士はこの徳川幕府のトップダウンによる危機管理を非常に高く評価している。また、 博士は日本の戦後めざましい経済的発展にも触れ、Core valueはそのままにしつつ、海外の良い面をどん欲に吸収する日本人の力を、優れた危機管理能力の非常によい例としてあげている。この機会に、私は歴史的に見た日本の危機管理能力の高さを再認識し、日本人として非常に誇らしい気持ちになった。しかし、講演の最後で、会場からのグローバリゼーションの文明崩壊に対する影響に関する質問に答え、Diamond博士は”熱帯雨林は現在、過剰伐採による森林破壊の危機にあるが、伐採された木材の最大の輸出先が日本である”ともコメントしている。


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プロフィール

Motomu Shimaoka

Author:Motomu Shimaoka
島岡 要:三重大学医学部・分子病態学講座教授 10年余り麻酔科医として大学病院などに勤務後, ボストンへ研究留学し、ハーバード大学医学部・准教授としてラボ運営に奮闘する. 2011年に帰国、大阪府立成人病センター麻酔科・副部長をつとめ、臨床麻酔のできる基礎医学研究者を自称する. 専門は免疫学・細胞接着. また研究者のキャリアやスキルに関する著書に「プロフェッショナル根性・研究者の仕事術」「ハーバードでも通用した研究者の英語術」(羊土社)がある. (Photo: Liza Green@Harvard Focus)

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